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思甲子園の風船の詩(うた)

 

 

 

ひと夏の甲子園という

言葉がある

夏の高校野球は

終わってしまえば

全てが思い出である

 

 

甲子園に来た自分も

高校野球のラッキーセブンには

風船を飛ばすことを

ためらってしまう

 

風船を飛ばすことは

好きだけど

たくさんの若い女の子に

見られるのは

恥ずかしい

 

阪神ファンでない人も

多いと考えると

人見知りになってしまう

 

高校野球は

何か勝負ばなれしていて

勝敗にこだわらないぶん

阪神タイガースが

甲子園に帰ってしまうと

全てがひと夏の思い出として

自分の心から

過ぎ去ってしまう